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NISAで損をしたくない未経験者へ|元本割れを防ぐ安全な始め方と月額設定の目安

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給料日に口座残高を確認した際、物価が上昇し続ける中で「貯金だけでは資産の価値が減ってしまうのではないか」と焦りを感じたことはないでしょうか?

周りの同僚や知人が「NISAを始めた」という話を聞くと、自分も早く行動しなければと気持ちばかりが先走ってしまうかもしれません。

しかし、同時に頭をよぎるのは「大事な貯金が減ってしまったらどうしよう」「元本割れして後悔したくない」という強い恐怖心。

投資の経験がない人にとって、自分の手元資金をリスクに晒す選択は決して簡単なことではありません。

NISAは適切に運用を行えば、リスクを大幅に抑えて着実に資産形成を進められる仕組みが整えられています。

今回、元本割れが発生する仕組みや過去のデータ、自分に合った安全な積立金額の決め方、失敗しにくい銘柄の選び方、そして口座開設までの手順を具体的に解説します。

損をする仕組みと正しい対処法を理解し、不安のない状態で最初の第一歩を踏み出しましょう。

NISAで「元本割れ」するリスクはどのくらい?初心者が知るべき現実と仕組み

NISAを活用した投資は、銀行預金とは異なり元本が保証されている制度ではありません。

そのため、購入した投資信託などの価格が下落し、投資した金額を下回る「元本割れ」が発生する可能性は常に存在しています。

ただし、投資の期間と方法によってリスクの大きさは劇的に変化しますし、投資期間が5年程度と短い場合、売却するタイミングの相場状況によってはマイナスリターン(元本割れ)で終わってしまうケースも珍しくありません。

一方で、世界の多様な資産に分散し、長期にわたって毎月コツコツと買い続ける「長期・分散投資」を徹底すると、損失のリスクは大きく低減します。

金融庁が公表しているデータ(1985年以降の市場データを基にした資産運用シミュレーション)によると、国内外の株式と債券に分散投資を行い、20年間保有し続けた場合の収益率は年率2%〜8%の範囲に収まり、過去のデータ上では元本割れしたケースが存在しなかったようです。

NISAのつみたて投資枠で選択できる投資信託は、手数料が低水準であることや長期運用に適していることなど、金融庁が設けた厳しい基準をクリアした商品だけに絞り込まれています。

仕組みを正しく活用して長期間保有し続ける前提であれば、元本割れのリスクを過剰に恐れる必要はないのではないかと思います。

なぜ損をする?初心者が陥りやすい3つの失敗原因

とはいえ、長期・分散投資の有効性が分かっていても、現実にはNISAを始めて損をしてしまう人は存在します。

その主な原因は、運用商品そのものの欠陥ではなく、投資を行う本人の「間違った行動」にあります。

代表的な失敗原因の1つ目は、一時的な下落局面で発生する「狼狽売り」で、購入した商品の価値が下がった際、恐怖心から慌てて売却してしまうと、その時点で損失が確定します。

本来であれば、その後の市場回復による値上がり益を得られたはずの機会を自分から放棄することになります。

2つ目の失敗原因は、特定の商品や国だけに資金を集中させてしまう「集中投資」で、特定の銘柄や限定された分野だけに投資していると、その市場が低迷した際に資産全体が直撃を受けてしまいます。

3つ目は、自分の家計に合わない「無理な積立金額の設定」で、毎月の生活に支障が出るほどの高額を投資に回してしまうと、急な医療費や家電の故障などで急遽現金が必要になった際、相場が下がっている最悪のタイミングでNISAを解約して手放さざるを得なくなります。

これらの失敗パターンは、事前に対策を知っておくことで十分に回避可能なこと。

絶対に損をしたくない人のための「安全な積立金額」の決め方

絶対に損をしたくない投資未経験者が最初に取り組むべきなのは、無理のない「安全な積立金額」を設定することで、周りの平均額やSNSで見かける投資額に惑わされる必要はありません。

安全な金額を決めるための第一歩は、手元の資金を「すぐ使うお金」「数年内に使う予定のあるお金」「当面使う予定のない余剰資金」の3つに分ける作業から始まります。

万が一の病気やケガ、急な退職などに備えて取っておく「生活防衛資金」として、会社員であれば毎月の生活費の3ヶ月〜6ヶ月分程度を普通預金として確保しておくことが重要です。

生活防衛資金を確保した上で、残った余剰資金の中から無理なく出せる金額を毎月の積立額に設定します。

ネット証券のサービスを活用すれば、月々100円〜1,000円といった少額からでも設定が可能ですし、最初は「仮に一時的な価格変動で減ったとしても、日常生活やメンタルに全く影響を与えない金額」からスタートするのが賢明な選択。

月5,000円や1万円といった少額から始めて操作や値動きの感覚に慣れ、家計に余裕があることが確認できてから徐々に設定金額を引き上げていけば、資金ショートによる失敗を防ぐことができます。

迷ったらコレ!投資未経験者が失敗しにくい銘柄の選び方

証券会社で取扱われている投資信託は数千種類にのぼるため、知識がない状態で自分に合った銘柄を選ぶのは難しく感じるかもしれません。

しかし、初心者がリスクを最小限に抑えながら運用を目指す場合、選択すべき条件は非常にシンプル。

未経験者が選ぶべき商品の条件は、「信託報酬(運用管理費用)が極めて低いこと」と「世界中または主要な市場全体に広く分散投資されていること」の2点に集約されます。

信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかり続ける手数料であり、このコストが年0.1%以下などに抑えられているインデックスファンドを選ぶことが、長期的な運用パフォーマンスを守る鍵となります。

具体的なカテゴリとしては、「全世界株式型(オール・カントリーなど)」と「全米株式型(S&P500など)」のインデックスファンドが代表的で、全世界株式型は、これ1冊を購入するだけで日本・先進国・新興国の数千社に及ぶ企業へ自動的に分散して投資を行うため、特定の国や企業の低迷による影響を最も受けにくいという強みを持っています。

一方で、全米株式型は、過去数十年にわたり高い経済成長を続けてきた米国の主要企業に集中的に投資する商品で、全世界株式型に比べて特定の国への依存度は高くなるものの、持続的な成長実績を背景に非常に人気を集めています。

どちらのタイプも長期的かつ安全な資産形成に適した条件を備えており、自分のリスクに対する考え方に応じて選択するといいでしょう。

万が一、運用中に値下がり・元本割れしたときの正しい対処法

NISAで運用を始めた後、ニュースで「株価暴落」と報じられたり、アプリで口座を確認したときに評価額が購入時を下回っていたりすると、誰もが不安を感じるもの。

しかし、価格が下がった局面において取るべき正しい対応は「何もせず、そのまま積立を継続すること」。

一定額を定期的に買い続ける手法は「ドル・コスト平均法」と呼ばれ、価格が変動する商品を運用する上で非常に強固なリスク回避策となります。

毎月決まった金額(例えば1万円)を購入し続けると、価格が高い時には少ない量を買い、逆に価格が値下がりして安くなっている時には多くの量を自動的に買い付けることができます。

価格が下がっている局面は、見方を変えれば「同じ金額でより多くの数量を仕込めるチャンス(バーゲンセール)」を意味していますし、値下がりしたからといって途中で積立をストップしたり、慌てて売却したりしてしまうと、安く大量に仕込める絶好の機会を逃すことになります。

一時的な評価損(含み損)は、あくまで画面上の数値が下がっている段階に過ぎず、売却の手続きを行わない限りは実際に損が確定したわけではありません。

市場の価格は上がったり下がったりを繰り返しながら長期的には成長していくため、一時的な下落に恐怖を感じても売らずに保有し続ける姿勢が重要になります。

挫折せずにできる!NISA口座開設から積立スタートまでの5ステップ

手続きが難しそうに感じて後回しにしてしまいがちですが、現在の証券口座開設手続きはスマートフォンと必要書類さえ手元にあれば、オンライン上でスムーズに完了させることができます。

  1. 証券会社を選ぶ手数料の安さや取扱商品の豊富さ、管理画面の使いやすさの観点から、店舗型の金融機関よりも主要なネット証券(SBI証券や楽天証券など)を選ぶのが一般的です。
  2. 必要書類を準備する手続きを始める前に、マイナンバーカード(持っていない場合はマイナンバー通知カードと運転免許証などの本人確認書類)を用意します。
  3. スマートフォンから口座開設の申し込みを行う選んだ証券会社の公式サイトから「口座開設」に進み、画面の指示に従って氏名や住所を入力します。本人確認書類や自分の顔写真をスマホのカメラで撮影してアップロードすれば、郵送の手間をかけることなく申し込みが完了します。
  4. 税務署による審査結果を待つ申し込み完了後、二重口座の開設がないかを確認するための税務署審査が行われます。審査には通常数日から1〜2週間程度の時間がかかるため、開設完了の通知が届くまで待ちます。
  5. 積立設定を行い運用を開始する口座が開設されたら管理画面にログインし、購入したいファンド(全世界株式型など)、毎月の積立金額(無理のない少額)、引き落とし方法(銀行口座やクレジットカード)を指定して積立設定を行います。設定完了後は、自動的に毎月の買い付けが実行されます。

口座開設の申し込み自体は10分〜15分程度で完了するため、まとまった時間を確保して一度進めてしまうことをお勧めします。


NISAで資産形成を始めるにあたり、元本割れや損失に対する不安を抱くのは至極当然のこと。

しかし、手元に必要な「生活防衛資金」をしっかりと残し、少額から無理のない金額で、世界中に分散された低コストのインデックスファンドへ長期投資を行えば、損失のリスクを大幅に下げることができます。

一時的な相場の下落に一喜一憂せず、決めた金額を淡々と積み立てていくことこそが、最も安全で着実な運用方法です。

まずは現在の貯金額から生活防衛資金を計算し、毎月いくらなら無理なく投資に回せるかを把握することから始めてみてください。

金額のイメージがついたら、ネット証券の公式サイトを開き、最初のステップである無料の口座開設手続きを進めてみましょう。


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