「お金」は生きていく上でも重要なもののひとつで、あるとないとでは状況が大きく変わってきます。
まず第一に、お金は自分の時間をコントロールできるようにしてくれます。
というのも、お金の蓄えが増えるごとに、人は周りの都合に左右されることなく、自律的に生きられるようになっていき、「何を、いつするか」を自分で好きなように決められるようになります。
例えば、会社経営者と従業員やアルバイトを比べてみても、その自由度の大きさを比較することができるでしょう。
またこれは、大企業の経営者と中小企業の経営者を比べてみても違いは出てきます。
少額の蓄えさえあれば、病気で数日仕事を休んでもお金の心配をしなくて済むでしょうけど、これが数ヶ月単位での欠勤となるとどうでしょう?
少額の蓄えでは心もとなくなるでしょうし、生活のために1日も仕事を休めない状態ともなれば、必ず無理が生じてくるはずです。
さらに多くの蓄えがあれば、もし今の仕事を解雇されても次の仕事を慌てて探す必要はないでしょうし、良い仕事に就くチャンスを待つ余裕もできるはず・・・。
この差は、人生を変えるほどの大きな違いになります。
もし、あなたに仕事を失ったとしても半年分の生活費があれば、上司は怖くなくなるでしょうし、「もし解雇されたら、路頭に迷ってしまう」と怯えることもないでしょう。
つまり蓄えが増えれば、自分の人生の選択肢が増えるわけです。
給料は安くても時間の融通が利く仕事を選べたり、自宅からの通勤時間が短い仕事を選ぶこともできるでしょうし、急に病院に担ぎ込まれることになっても、医療費に不安を抱えなくてもよくなるでしょう。
どんな綺麗事をいってみても、やはり現代の生き方においてお金は重要なもののひとつなのです。