フリーランスとして5年以上、自分の腕一本で歩んでこられたこと、本当に素晴らしいことだと思います。
ただ、ふとした瞬間に「退職金もないし、年金も会社員より少ない。どうすればいいんだろう・・・」と、不安が波のように押し寄せてくることもありませんか?
ネットで検索しても出てくるのは「厚生年金」や「会社の福利厚生」を前提とした話ばかり。
「私たちの立場はどうなるの?」と、思考停止してしまうお気持ち、本当によくわかります。
でも、安心してください。
フリーランスには、フリーランスだからこそ使える「最強の準備術」があるんです。
今回は、会社員向けの制度には頼らず、私たち自由業の味方になってくれる「小規模企業共済」と「iDeCo(イデコ)」について、一緒に整理してみましょう。
そもそも「老後の備え」って、何から手をつければいい?
「老後資金」という言葉を聞くと、何千万円という大きな数字をイメージして、つい身構えてしまいますよね。
でも、フリーランスの備えは、実はもっとシンプルに考えて大丈夫。
例えるなら「自分専用の退職金箱」と「自分専用の年金財布」を作るというイメージです。
1. 「自分専用の退職金」を作る:小規模企業共済
これは、国が用意してくれている「フリーランスのための退職金制度」です。
- 特徴: 払ったお金が、将来そのまま(あるいは少し増えて)戻ってきます。
- メリット: 払った金額のすべてが「経費のような扱い」になり、今年の税金が安くなります。
2. 「自分専用の年金」を作る:iDeCo
こちらは、自分で作る「上乗せの年金」です。
- 特徴: 自分で選んだ「お金の預け先(投資信託など)」でお金を育てていきます。
- メリット: こちらも払った分だけ税金が安くなり、運用で増えた分に税金がかかりません。
「月1万円」から始める、フリーランスの最適解
「いきなり大きな金額を積み立てるのは怖い」と感じるのは、とても健全な感覚です。
まずは、無理のない合計1万円から、スモールステップで始めてみませんか?
例えば、このような組み合わせはいかがでしょう。
| 制度名 | 積立額(例) | 役割のイメージ |
| 小規模企業共済 | 5,000円 | 確実な「退職金」として貯める |
| iDeCo | 5,000円 | 複利の力で「年金」を育てる |
| 合計 | 10,000円 | 月々の負担を抑えつつ、両方のいいとこ取り |
なぜ「1万円」なのか?
「たった1万円で意味があるの?」と思われるかもしれませんが、大きな意味があります。
- 節税効果を実感できる: 1万円払うだけで、所得税や住民税が少し軽くなります。
- 「やってる感」が不安を消す: 「何もしない不安」が「少しずつ進んでいる安心」に変わります。
- いつでも変更できる: 収入が増えたら増やせますし、苦しい時は減らすこともできます(※iDeCoは最低5,000円〜)。
最初の一歩:まずは「資料請求」だけでOK
いきなり口座を開いたり、契約したりする必要はありません。
まずは、この2つのサイトを眺めてみることから始めてみましょう。
- 小規模企業共済(中小機構): 「フリーランス 退職金」で検索してみてください。
- iDeCo公式サイト: 「iDeCoとは?」という漫画の解説などもあり、イメージが湧きやすいですよ。
完璧な計画を立てようとしなくて大丈夫。
「とりあえず1万円分、自分に仕送りしてみようかな」というくらいの軽い気持ちで、一緒に未来の自分を支える準備を始めてみましょう。
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